『家族の時間』と『ひとりの時間』、それぞれの空間と時間を大切に、豊かなコミュニケーションを育むリフォーム。
木質感たっぷりの室内は、ゆらめく炎とともに家族を優しいぬくもりに包み込みます。
心安らぐ炎の明かりに見とれ、ソファでくつろぐと、まるでログハウスで暮らしているような暖かな心地。
何気ない家族の会話が愛おしい。そんな気分になれるリビングを演出しました。
浴室・トイレ・洗面所の位置はほとんど変えずに、キッチンも含めて水回り(給排水管)を出来るだけまとめる事でコストを抑え、その分をリビングのインテリア等に充てました。
子供室と寝室は壁で区切るのではなく引き戸で仕切る事で、採光を図ると共に、子供の独立後は寝室とつなげてフレキシブルに使えるようにしています。
クローゼットや納戸は閉めきった空間や部屋と決めつけていませんか。
このプロジェクトでは、リビングの一角に収納ゾーンを設けました。
空間を閉ざさないように収納家具を置くと、空間に広がりと機能性を持たせることが出来ます。
洗濯機は洗面所にあるものと決めつけていませんか。
洗濯機をキッチンにもってきて家事を一極集中させると、家事動線がコンパクトになり、時間や手間が少なくなり、家事ストレスも軽減されました。
子供が成長するにつれ、子供とのつながり方や距離感も変わってきます。それぞれの家庭が違うように、それぞれの子育ての考え方も違います。
無二建築設計事務所は「家族っていいな」「家っていいな」と思えるような住まいをプランニングします。
個室を『孤室』にしないようにしましょう。
プライバシーを確保するのはもちろん大切ですが、家族とのふれあいも大切です。
子供部屋はLDKに接するように配置。勉強に集中できるように「自習室」の感覚で構成しました。